神奈川災害ボランティアネットワークの一員として、ゴールデンウィークに続いて、二度目の被災地入りし、宮城県東松島市でボランティア活動をしてきました。
今回は、ボランティア活動の様子を神奈川災害ボランティアネットワークの速報ページに、私を含め参加者のみなさんがケータイで逐次送信したので、そちらもご覧下さい。
また速報に送信した分と同じ写メをこのブログにも送信したので、活動の様子はケータイでアップした写真をご覧下さい。
5月24日のケータイブログ http://blog.uchino-atsushi.com/?day=20110524
5月25日のケータイブログ http://blog.uchino-atsushi.com/?day=20110525
神奈川災害ボランティアネットワークの当日の速報 http://ksvn.jp/news3593.html#more-3593
今回は、ボランティア活動中は頑張って汗を流していた為、デジカメではほとんど写真が撮れなかったのですが、少しだけですがデジカメ分をアップします。
5月24日午後9時、神奈川災害ボランティアバス第5便として、バス2台で横浜駅を出発。
行きのバスでは自己紹介やボランティアの意気込みなどを皆さん一人ずつ決意を話しました。
被災地までの道のりについては、ケータイでアップしたページを見てください。
http://blog.uchino-atsushi.com/?day=20110524
5月25日朝8時前に、宮城県東松島市ボランティアセンターに到着。 現地スタッフさんも各地からのボランティアさん。 スタッフさんなのか活動ボランティアなのか外国人の方もいらっしゃいました。
一輪車に作業道具を積んで、歩いて15分ほどのボランティア作業現場へ移動します。
途中のゴルフ練習場は、とてもゴルフができる状態ではない。 芝生の真ん中に船が流されている。
近隣にはゴルフボールが散乱していました。
現場は、自衛隊松島基地の目の前で、松島から石巻を通り女川町へ通じる道路沿いのお宅です。
実はゴールデンウィークの時に、この道を通って女川町に向かいました。
現場到着後、説明を受け、役割分担を確認した後、すぐに活動開始。 男性は主に津波で流されて堆積してしまった泥を土嚢袋に入れて元のような平らなわき道に蘇させます。
女性は、住宅内の掃除。 海岸から2キロも離れている場所ですが、約2メートルの津波が襲来。
部屋の中は津波の跡が生々しい。
津波で泥がこびりついた壁は高圧水銃で洗浄。
家主は電気工さん。 津波の被った倉庫から電気部品を運び出し、清掃。
倉庫から運び出した電気部品。 しかし、津波で濡れて使い物にならない物も多い。
ケース内などには、2ヶ月前に襲来した津波がまだ残っていました。 また、倉庫の足元は津波で
運ばれてきた泥が真っ黒なヘドロとなっており、悪臭も漂っていました。 テレビでは分からない、
被災地に来ないと体験できないのが臭いです。
家主さんのOさんが地震の時の話と津波の時の状況を話してくれました。 津波襲来時は、すぐ隣の自衛隊松島基地の隊員の「大津波が来てるぞ」の声で逃げて一命を取り留めたそうです。 ちなみにこの地区からも何十人もの方が津波に飲み込まれてしまったそうです。
Oさん一家のワンちゃん。 津波襲来前に首輪を外し、3日後に無事に帰還したそうです。 首輪を外し逃がすことができなかったら、津波に飲み込まれていました。 生きてて良かったです。
お昼の休憩の時に街の様子を見てきました。 震災から2ヶ月もすぎ、それなりに片付いているかと思いきやまだまだ街は被災したままでした。 現場の隣のお宅では、車が横転していました。
通りの薬局は、津波でショーケースが倒され、メチャクチャ。 商品棚にも津波の爪あとが・・・
たばこ屋さんも壊滅。 津波の跡が生々しい。
自動販売機にも津波が襲来。 もちろん使用不可。
現場の目の前は航空自衛隊松島基地。 ボランティア作業中も大型輸送機が飛来し、ヘリコプターが離陸と着陸を繰り返し。 また、沖縄や日本各地からの災害派遣の車両が行き来していました。
基地脇の用水路にはガレキが山になっていました。 そこにはゴールデンウィークに行った女川産のさんまの発泡スチロールが浮かんでいました。 女川はさんまの水揚げ日本一です。 街すべてが壊滅してしまった女川町ですが、いつの日かさんま漁が復活される事を望みます。
今はまさに田植えシーズン。しかし被災地の田んぼはガレキが流れ込みとても田植えなどできない。
今シーズンの稲作は、この地域では絶望。 農家さんの心情が思いやられます。
田んぼのかなたの石巻港では大型タンカーが陸に打ち上げられていました。
作業も終わり、被災地を通ってボランティアセンターへ戻ります。
そこら中にガレキの山。 ガレキの上にはジェットスキーが乗っかっていました。
ボランティアセンターのある矢本運動公園では仮設住宅が完成間近。 避難所に避難されている方が一刻も早く入居できるよう急ピッチで工事が進んでいました。
1回目の被災地入りした女川町では「都筑まもる君焼き」を振舞った炊き出しボランティアでしたが、
2回目の今回は、体力を使ったボランティア活動ができてよかったです。
しかし、まだまだ被災地では人手が足りないのが分かりました。 今回の作業も多くの手で行いましたが、すべては終わりませんでした。 また、次のボランティアさんが続いて作業してくれます。
今回参加した神奈川災害ボランティアネットワークでは引き続き、ボランティアさんを募集しています。 ぜひ、皆さんも参加して被災地の復興のために活動してください。
詳しくは神奈川災害ボランティアネットワークのホームページをご覧下さい。 http://ksvn.jp/
5月24日のケータイブログ http://blog.uchino-atsushi.com/?day=20110524
5月25日のケータイブログ http://blog.uchino-atsushi.com/?day=20110525
神奈川災害ボランティアネットワークの当日の速報 http://ksvn.jp/news3593.html#more-3593