7月6日に発生した西日本豪雨の被災地でボランティア活動をしようと7月15日と16日に岡山県入りしました。 災害ボランティアは昨年7月の九州北部豪雨の福岡県朝倉市と大分県日田市での活動以来です。
●2日目は岡山県総社市で活動しました。
2日目は真備町の休業中のコンビニ駐車場で車中泊をして夜明けを迎えました。 レンタカーの後ろには田んぼに流れ落ちた大型トラック。
5時に太陽が昇ってきたので行動開始。 ボランティアを前に不通になっているJR伯備線の状況を見に行ってきます。 どうも線路にタンクローリーが乗り上げているようです。
真備町は道の両側に災害ごみが山積み。
被災時に多くの患者さんなどが取り残された真備記念病院。
向かいにはホームセンターのコメリもあります。 水没した商品が外に出されていました。
コメリの駐車場は自衛隊の車両基地。
コンビニでモ―ニングコーヒーを買いたいが真備のコンビニはどこも休業中。
2日目にボランティアをする総社市へ。 真備町の隣です。 総社市に入ると豪雨の日に爆発事故を起こしたアルミ工場が目に入ってきました。
向かいの集落は爆発の影響で壊滅的になっています。
後ほど、ここの集落でボランティアをすることになりました。
爆発事故をした工場の先に営業中のローソンがありました。 ここもやはり爆風でガラスなどがすべて吹き飛ばされましたが、行った前日に営業を再開したそうです。 モーニングコーヒーを飲みながら前日に真備町の再開したスーパーで買ったあんトーストで朝食。
氾濫した高梁川を上流に向かった高梁市のJR伯備線の備中広瀬駅付近で線路に流されたタンクローリーを発見。
大型のタンクローリーがコンテナとともに架線の電柱に引っかかっています。
もちろんJR伯備線は今だ不通。
タンクローリーには流された木や草がへばり付いていました。
傾いた支柱の先にもトラックが引っかかっています。
傾いた大型トラック。 道路の向こうが氾濫した高梁川となります。
大型トラックが持ち上がるほどの濁流が押し寄せました。
軽トラックや軽ワゴン車も線路へ落ちていました。
駐車場の車が線路に押し流されたようです。
さらに線路の奥にも大型トラックが流されていました。
真ん中の車は横転しています。
寝台列車のサンライズ号も走るJR伯備線は8月中旬くらいまで不通の状況です。
周辺の家屋も被害が甚大です。
高梁川に架かる橋も流失。 橋がありません。
アスファルトもめくれています。
大きな標識も傾いています。
観光案内板もめくれています。 観光名所の備中松山城に行ってみます。
まだ朝早いからか水害の影響なのか臨時休城中でした。
総社市に戻ります。 途中JR伯備線が豪渓駅まで運行を再開していました。
8時30分に総社市ボランティアセンターの駐車場に到着。 ここから災害ボランティアセンターは歩いて10分のところにあります。
総社市災害ボランティアセンターである総社市役所に到着。
受付で総社市のビブス(ベスト)を受け取りいざ出発。
ボランティア活動先まではバスで輸送。
バスの出発の際は総社市長さんがお礼の言葉をかけてくれました。 活動地はアルミ工場の爆発と水害の二重の災害を負った地区での活動と説明がありました。 早朝見た集落です。
総社市役所からバスで15分ほどで朝食を食べたローソン駐車場に到着。 ここから徒歩で集落に向かいます。
周りの建物は全て爆風の被害。
爆発事故を起こしたアルミ工場。
工場に近い家は全焼。
集落へは一般車両の通行は出来ません。
岡山県警のお巡りさんが集落入口で警備されていました。
まず、現地の活動拠点の下原公民館へ到着。 ここで各班に分かれて活動するお宅に向かいます。
猛暑の熱中症対策のため救急車も待機。
集落の車は水没。 この集落では先に工場の爆発事故が深夜にあり、再度の爆発を避けるために避難した後の翌早朝に水が押し寄せた為に車などは水没したそうです。
何もかもが爆風の直撃を受けています。
ボランティア先に到着。 窓は爆風で割れたまま。 まず納屋の泥出しから活動開始。
土壁がはがれたところ(1メートル40センチくらい)まで水が上がったようです。
男性が力仕事。 女性は母屋で片づけ作業と分担。
午前中の作業が終わり、お昼ご飯タイム。 この日のお昼は横浜から持ってきた水を入れるだけで食べられるアルファ米を用意。 横浜の水缶も持参。 さて水缶を開けようとしたところ・・・
被災住民向けの頑張ろう総社・真備弁当がいただけました。 住民のお手伝いに来られた方が帰ってしまったとの事で数個が余り、ボランティアに分けてくれました。
遠慮はしましたが、捨てる運命になるとの事で美味しく食べされてもらいました。
また、総社のどら焼きの差し入れもありました。
午後は主屋での活動。
工場爆発の爆風でサッシの枠も内側に曲がっています。 すさまじい爆風です。
底板外し作業。 床下を乾燥させます。
床板はずし完了。 水は床の間も襲いました。
その後は、泥出しをした土嚢袋や廃材を集積所まで運搬。
集落から5分ほどの高梁川の河川敷へ。
別のボランティアさんが降ろすのを手伝ってくれます。
全部で3往復しました。
災害ゴミは分別して降ろしました。 隣の真備町のように街中に災害ゴミがうず高く置かれているわけでなく、きちんと分別されていました。
午後3時に作業は終了。 一旦公民館に戻ります。 総社市に工場があるヤマザキパンがいただけました。
くるみパンをいただきました。
災害義援金箱もあったので、ちょっとだけ募金もさせてもらいました。
またバスで総社市役所に戻ってきました。
活動も終了。
冷たい飲み物がいただけました。
さらにCoCo壱番屋のお食事券もいただけました。
汗をいっぱいかいたので町のコインシャワーを利用。
コインランドリーに併設。 コインランドリーは被災者の皆さんで混んでいました。
シャワーは300円で8分のところ被災者向けに100円に値下げされていました。 シャワーを浴びてさっぱりしました。
夕方6時を過ぎて、横浜に帰ります。 災害ゴミで埋め尽くされている真備を通って新倉敷駅へ向かいます。
2日間しか活動できなくて心苦しいですが真備を後にします。
スムーズに新倉敷まで来れたので、災害ボランティアセンターでもらったCoCo壱番屋のお食事券を持ってココイチへお立ち寄り。
CoCo壱番屋では4年前の広島土石流災害のボランティアの時もお食事券がいただけ食べました。
岡山県入りしてから温かいものは食べていなかったので、最後に温かいカレーが美味しかったです。
19時15分にレンタカーを返却。 被災地を走ったので埃だらけになってしまいました。
帰りは深夜バスか新幹線かに迷いましたが、翌日は朝から通常通りの仕事もあるので新幹線にしました。 深夜バスはなかなか疲れが取れず帰りはしんどいです。 というか、本当は寝台列車のサンライズ号で帰りたかったです。 しかし伯備線の不通の影響でサンライズ号は出雲号も瀬戸号も運休となっています。
娘に岡山名物のきびだんごをお土産で買いました。
19時37分発のこだま号に乗車。 岡山でのぞみに乗り換えます。
せっかく岡山に来ましたが観光も岡山グルメも楽しめなかったので、いつか家族で復興応援旅行に来たいです。
センター南に23時10分に到着。 無事に都筑に戻って来れました。
岡山をはじめ、広島・愛媛など西日本豪雨で被災された皆さまの一日も早い復興をお祈りしています。
西日本豪雨の被災地(1日目 岡山県真備町)でボランティア活動をしてきました!
http://blog.uchino-atsushi.com/?eid=1158853
西日本豪雨の被災地(2日目 岡山県総社市)でボランティア活動をしてきました!
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